今回は具体的な自転車事故による損害賠償事例をご紹介します。
2010年1月10日、東京都大田区の交差点で自転車に乗っていた会社員の男性が横断歩
道を渡っていた女性(当時75歳)に衝突。
遺族が自転車を運転していた会社員の男性に1億636万円の損害賠償を求め訴訟を行っ
た。
これ対して東京地裁は4,746万円の支払いを命じるとともに有罪判決が確定した。
・運転していた男性が赤信号に気付いておらず、わき見運転により青信号の横断歩道
を歩いていた歩行者にぶつかってしまったこと。
という状況が高額の賠償責任を認める結果と要因になったようです。
このように自動車事故と同様の賠償額を算定されることが近年少なくなく、高額賠償
を求める判決が全国で相次いでおります。
自転車は我々の生活において移動を格段にスムーズにそして、時間を短縮してくれる
便利な乗り物である一方、歩行者を死傷させたり、身体の自由に影響を及ぼすような
事故に発展した場合には車と同じような賠償責任を求める傾向にあります。
具体的な他の事例についても当ブログで後々紹介してまいります。
当ホームページをご覧になられている皆様も「たかが自転車、されど自転車」と、日
々の運転を見直し、まずはルールを守った通学、通勤、そして自動車同様の万が一の
リスク対策(保険加入など)を行っていくよう心掛けて下さい。
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