こんにちは! えなりかずみです!
先月4月1日付で大阪府が自転車利用者に損害保険への加入を義務付ける条例を制定したことは記憶に新しいかと思います。これにより、自転車を利用する府民は全員、7月1日より自転車損害賠償保険等に加入することが義務づけられました。
この条例にあわせ、大阪府は自転車安全活動の推進のため、このたび新たに損害保険会社など4社と連携協定を結んだことがわかりました。
府と協定を結んだのは、
- ● コーナン商事
- ● 大和
- ● 損害保険ジャパン日本興亜
- ● 三井住友海上火災保険
の4社です。
府のホームページを見ると、損害保険ジャパン日本興亜はコーナン、大和それぞれと共同でサービスを提供するようで、三井住友海上火災保険と合わせて新たに3つの選択肢が「おおさか自転車ほけん」のラインナップに加わります。
三井住友海上火災保険はすでにサービス提供を開始(保険内容はコチラ)し、ほかの3社は現在調整中とのこと。
すでに5つの提供主体からサービスがはじまっていた「おおさか自転車ほけん」ですが、これでさらに府民の選択肢が増えることとなります。
業務締結に関する各社のプレスリリースをみると、府として「おおさか自転車ほけん」を各社提携のもとで提供することで、
- ● 「おおさか版」として特別な自転車保険の提供
- ● 保険相談窓口の設置
- ● 自転車条例と自転車保険の周知、情報提供の協力
- ● 交通安全教育支援
といったサービスが得られることになるようです。
以前もお伝えしたとおり、大阪府は自転車の人身事故が13,228件(2014年)と全国でも最も多く、府として対応が急務であったことから、条例による保険加入の義務化と自転車安全に関わるサービスの提供がはじまったという背景があります。
自分の住んでいる地域が全国ワーストの人身事故数と聞くと、ゾッとしますね。自賠責保険に強制加入となる自動車と異なり、自転車での事故では加害者が無保険であったために被害者救済が遅れてしまったり不十分なままであったり……といったことが起こりがちです。
自転車保険の義務化には賛否もあるかと思いますが、自転車は私たちが思いもよらない事故を引き起こしてしまう乗り物なのです。誰しもがいつ加害者・被害者のどちらになるかわからないということを考えれば、自転車保険への加入は積極的に推進すべきだと私も思います。
それによって、大阪府のように利用しやすいプランが増えたりサービスが拡充されるのであれば、消費者としてもWIN-WINですよね!
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保険のことなんて考えたこともなかった。事故に遭う日まではね。