滋賀県交通安全協会が自転車保険をリリース
今月(2016年6月)より滋賀県交通安全協会が独自の自転車保険「滋賀のけんみん自転車保険」をリリースしたというニュースが入ってきました。
幹事引受保険会社には損害保険ジャパン日本興亜株式会社が選定され、滋賀県交通安全協会の自転車会員を被保険者とする自転車保険とのことです。
滋賀県では自転車保険の加入義務化が目前に
以前、当ブログでも書きましたが、滋賀県では2016年10月より自転車を利用する人、従業員が自転車に乗ることがありえる事業者には自転車保険の加入が義務付けられます。
詳しくはコチラ(リンク先:滋賀県土木交通部交通戦略課交通安全対策室WEBサイト)をご覧くださいませ。
そのような背景から県独自の自転車保険を用意して、加入を促す方針に動いたということでしょう。
気になる滋賀県オリジナル自転車保険の中身は?
では「滋賀のけんみん自転車保険」のサービス内容を見てまいりましょう。
プランA | プランB | プランC | |
保険料 | 1,000円/年間 | 2,000円/年間 | 3,000円/年間 |
賠償責任 | 最大1億円 | 最大1億円 | 最大1億円 |
死亡保障 | – | 1,000万円 | 1,000万円 |
入院保障 | – | 2,000円/日 | 2,000円/日 |
自転車保険の内容としては、標準的な自転車保険と言えるものです。
ネット自転車保険であればもっと良い商品がいっぱいあるのでは?と思ってしまうのはきっと私が自転車保険を知りすぎたせいでしょう^^;
ただ、正直な想いを書くと、
「自転車保険という商品の良し悪しで言えば、そこまで良くない。けれども、自転車保険の存在を知らない人にご自身の安心、安全な生活を保障してもらいたい。そのためには県独自の保険をつくって、ネットでは啓蒙できない地上戦で自転車保険を認知させることはきっと有効なのだろう」
と思ってます。
実際に兵庫県が同様のビジネスモデルで作った自転車保険「ひょうごのけんみん自転車保険」はリリースから約1年が経過した現在で、76,000人もの人が加入したという事実があります。
民間保険会社が売り手として頑張るだけでなく、このように行政と組んで自転車保険の必要性・重要性を訴えていくことはとても重要だと私は考えます。
ただ、自転車保険という存在を知って、検討する際には世の中には良い自転車保険がたくさんあるのでもう少し慎重に検討した方がイイかもしれませんね(^_^;)
■関連記事
京都市長、自転車保険加入義務化検討中を表明
【自転車保険条例】兵庫県の自転車保険加入者が6割に大幅アップ!
【埼玉県の自転車保険】埼玉県もau損保と自転車の安全利用に関する協定を締結しました!
神奈川県大和市が市内小学生に保険付き自転車免許を発行へ!
【東京都の自転車保険】東京都とau損保が自転車の安全利用の促進に関する協定を締結!
長野県でも自転車保険加入が義務化へ!?
■人気記事
あなたの住んでいる自治体の取り組み知っていますか?
自転車保険に加入すべきは○○エリアの人!?
「自転車活用推進法」制定でどうなる?自転車ライフ
■自転車保険を検討する前に
なぜ自転車保険は必要なの?
何を基準に自転車保険を選ぶべき?
加入する前にちょっと待った!
■「自転車保険の加入者に聞いてみた!」利用者の声
保険のことなんて考えたこともなかった。事故に遭う日まではね。