自転車事故の発生件数は毎年減少しているが・・
ECO意識の向上や健康意識の高まりを受けて、自転車通勤など自転車利用がブームになりつつあります。では自転車事故も乗り手が増えてきていることに合わせて増加しているのかというと、実は上のグラフの通り減少傾向にあります。
これは道路整備が進んできていたり、安全運転のための補助ツールが充実してきていることが理由として考えられます。ただ、データ全体を見ればこのように減少傾向にあるものの、さらにデータを注視すると「万が一に備える必要性」が痛感できます。
というのも下の図の通り、自転車対歩行者の事故に限っては、13年の間に1.5倍近くに増加してしまっています。
自転車用途の拡大に対して、交通事故の総数自体は減ってきているものの、対歩行者事故という点では事故が増えています。また、数千万円という高額の賠償責任問題に発展する事故の多くは対歩行者です(詳細は「自転車事故の最新賠償事例」をご覧ください)。
このように、対歩行者との事故による高額賠償のリスクに備えるために自転車保険に加入する運転者が増えてきています。
高額な賠償請求に備えるための自転車保険ですが、保険料の相場は月に200~1,000円程度です。高額な賠償請求や示談交渉など、自転車ユーザに必要なサービスのみにサービスを絞り込み、逆に入院保障や死亡保障など他の保険でカバーできる部分はそれほど重視しない商品設計にすることで、お手頃な価格設定になっています。
自転車ブームに伴って、自転車専用道路が用意されるなど環境が整備されて行くことが望ましいですが、短期間での変化は望めそうもありません。まずは運転者のみなさまご自身が自転車事故を未然に防ぐこと、そして万が一発生してしまった場合に保険などで備えておくことも大切です。
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