世代別自転車事故の注意点

高齢者の自転車事故転倒事故をおこしやすい高齢者

バランスを保てない高齢者の自転車事故

社会人男性

通院や近所への買い物、お出かけなどに、高齢者がよく利用するのが自転車です。しかし高齢者の自転車事故は年々多発しており、その事故は主に昼間の交差点で起こっているというデータがあります。

高齢者の行動の特徴として、視野が狭まっていることによる、バランス感覚の低下があげられます。そのため、自動車や他の自転車が近づいてきても、すぐに避けられないというのが実状です。また、左右を確認しているつもりでも、全てが見えているわけではありません。

こうして、高齢者の自転車事故は起こります。そして高齢者が増えつつある現代の日本では高齢者の自転車事故が年々増えているのです。また高齢者同士の事故というものも増えています。

高齢者の事故は死亡率が高い

平成18年に自転車に乗っている最中に事故に遭って亡くなった人の数は800人ほどになります。そのうちの58%が65歳以上の高齢者というデータがあります。

このデータは他の年齢層と比較してみてもずば抜けています。

また高齢者の4人に1人は自転車に乗っている最中に転倒事故を起こしており、そのおよそ8割もの人が何らかの怪我を負っていることも分かっています。転倒の理由としては急いでいた、他のことに気を取られていた、荷物の積みすぎ、などがあげられます。身体能力も低下している高齢者は、他にも認知判断能力が衰えています。とっさに回避出来ないことによって自転車で転倒し、足や腰などに怪我を負うというケースが多いようです。

これらをふまえると、高齢者が自転車に乗る際には充分な注意が必要となります。判断能力はあっても、身体的にとっさの判断が出来にくくなっているという自覚を持つことが大切です。

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