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携帯キャリア各社の自転車保険を比較
先日、ソフトバンクが自転車保険(自転車あんしん保険)をリリースしたと当ブログでご報告しましたが、これで国内の大手携帯キャリア3社のすべてが自転車保険を提供することとなりました。
保険が本業ではない携帯キャリア各社の自転車保険、何が違うのかを比較してみました。
NTTDcomo(ドコモ) | au | ソフトバンク(Softbank) | |
---|---|---|---|
自転車保険名 | ドコモサイクル保険 | あ・う・て | 自転車あんしん保険 |
コース | ‐ | シルバー | しっかり |
死亡保障 | 500万円 | 400万円 | 700万円 |
入院日額 | 3,000円 | 6,000円 | 7,000円 |
賠償責任補償 | 最大2億円 | 最大1億円 | 最大1億円 |
サービス面 | ・示談交渉 ・家族カバー | ・示談交渉 ・家族カバー | なし |
保険料(年間) | 5,280円 | 6,910円 | 6,960円 |
備考 | ドコモの携帯端末を契約していることが加入条件 | au携帯でなくても加入可能 | ソフトバンクの携帯端末を契約していることが加入条件 |
※コースは保険料がそれぞれ6,000円前後のものを採用
※保障内容は2015年8月現在
比較表をパッと見てみると自転車保険の肝とも言える賠償責任が最も手厚いドコモが一番良い保険のように見えます。
が、ほかの2社(au、ソフトバンク)からすると「いやいや1億円を超える賠償命令なんて片手で数えられるくらいなのだから必要ないでしょ!」という声が聞こえてきそうです。
また、自転車保険を比較する基準として、「大事なのは事故を起こしたことよりも事故に遭ったときにどれだけの保障が得られるかだ!」という見方もあります。
事故に遭った時のポイントというのはつまり死亡補償、入院補償がいくら出るかということですが、その点についてはau、ソフトバンクの方が手厚いと言えます。
特にソフトバンクは死亡補償が他社の1.5倍以上です。
一方でソフトバンクには最近の自転車保険では一般的ともいえる示談交渉サービスがなかったり、家族を被保険者にするためには保険料を更に支払わなければならないというデメリットがあります。
一体、どのキャリアの自転車保険が良いのか?
結論から申し上げますと、あえてこの3社から自転車保険を選ぶのであればご自身がお使いの携帯キャリアの保険を選べばいいのではないかと私は考えます。
というのも備考欄に書いた通り3社中2社が・・・・
「自社の携帯を使ってないと加入できないし、MNP(他社キャリアに契約移行)したら自転車保険は継続契約できない」
となっているからです。
MNPさせないための戦略と言えば聞こえはいいですが、「保険」という観点から言うとどうなの?
と私は思っています。
だって保険というのは人生の安心を作るためのものであるにも関わらず、携帯を利用していないと契約できないとはなんて理不尽な・・・と感じませんか?
こう見ると携帯キャリアの保険ではなく保険会社の保険がやっぱり良いのかな~というのが筆者の感想です。
とはいえ携帯キャリアもMNPを防ぐために必死なのでしょう。
またそれゆえに3社ともに自転車保険としては水準以上のサービスを提供しています。
まぁMNPした場合には保険も切り替えてしまえばいいだけなので、難しいことを考えず、ご自身の自転車ライフに沿った保険をやっぱり選ぶべきということでしょう。
●ソフトバンクが自転車保険リリース!の記事についてはコチラ
http://www.jitensyahoken-ace.com/blogs/?p=370
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