三井住友海上の自転車保険
三井住友海上の自転車保険「ネットde保険@さいくる」が2016年4月1日より商品改定することを発表しました。
損保大手の三井住友海上は自転車保険が今のように注目を浴びる前から自転車保険商品を提供しており、さらに水準以上の補償内容を継続しています。
ですが、いつしか賠償責任の高額化、そしてそれに伴う他社の自転車保険の賠償補償の高額化競争激化により「そこそこで平均的」な補償の保険となってしまっていました。
そのような時代背景もあって補償内容の改定に踏み切ったのではないでしょうか。ユーザとしては嬉しい限りです。
ネットde保険@さいくるの変更内容
では、気になる変更内容ですが、「ネットde保険@さいくる Aコース」を変更前・変更後で比較してみます。
新Aコース | 旧Aコース | |
死亡保障 | 500万円 | 500万円 |
入院保障日額 | 6,000円 | 6,000円 |
賠償責任補償 | 3億円 | 1億円 |
保険料(年額) | 7,230円 | 6,400円 |
※Aコース 本人型の場合
今回の主な変更点は言うまでもなく賠償責任補償額の増額です。
これまで1億円から他の自転車保険と比較しても現時点で最高水準の3億円となりました。
また、それに伴い数百円単位ながらも保険料がアップしたことが変更点です。
ネットde保険@さいくるの商品改定にみる自転車保険業界
今回のネットde保険@さいくるの商品改定による大きな変更点は賠償責任補償の増額です。
入院保障や死亡保障面で大きな変更点はありませんでした。
ここから察するに・・・
自転車保険を検討していたり、比較している人は「賠償責任補償額を重視して購入している」
という仮説を三井住友海上が立てているのではないでしょうか。
極端な言い方をすると
「死亡保障や入院保障は自転車保険検討者は重要視しておらず、賠償責任補償額で目を惹かせることが大切!」
ということです。
当サイトの「何を基準に自転車保険を選ぶべき?」でも述べている通り、賠償責任補償が自転車保険の理由と言っても過言ではありません。
それゆえに今後、自転車保険は賠償責任補償額で競争する時代になりそうです。
今回のネットde保険@サイクルの商品改定が、自転車保険の賠償補償額競争時代の幕開けを告げることになった、と来年の今頃には当ブログで書いているかもしれませんね^^;
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