富士火災海上が自転車搬送サービスを開始!

By | 2016年12月11日

富士火災海上保険が自転車搬送サービスを開始

つかの間に自転車保険業界では色々な動きがあったようです。
au損保がシニア向け自転車保険をリリースしてたり・・・
docomoが賠償上限を5億に引き上げてたり・・・
自転車乗りからすると自転車保険は引き続き注目度が高いといった感じでしょうか。

さてさて若干自転車保険に対していくばくばかりのブランクを抱える僕が伝えるニュースは自動車保険の特約についてです。

今月初旬に富士火災海上が同社の自動車保険の「日常生活賠償責任特約」と「人身障害保険」にて、新たに自転車搬送サービスを開始することを発表しました。

“事故により自転車が壊れた”“タイヤがパンクした”“電動アシスト自転車のバッテリーが切れた”等、使用中の自転車が自力走行不能となった場合、専用フリーダイヤルに連絡いただくことで*、自力走行不能となった場所から指定場所までの無料搬送を手配いたします。
富士火災海上保険 プレスリリースより

要するに
ウチ(富士火災海上)の自動車保険に加入していれば自転車が動かなくなっても搬送しまっせ
という意味です。

自動車保険に入っている人が自転車保険の補償を受けたい場合は?

自転車保険への加入を考えている人のニーズは大きく
・賠償保障
・ロードサービス(搬送サービス)
の2つだと思います。

もし皆さんが上の2つの理由から自転車保険の加入を考えている場合、少し考えるべきことがあります。

それが・・・・
自転車保険や火災保険に加入しているか否か
ということです。

詳しくはこちらのページをご覧いただければと思うのですが、自動車保険・火災保険に加入しているのであれば、もしかするとそれらの特約で安価で手厚い賠償保障を享受できる可能性があります。

自動車保険の特約は要チェック

日本では平成28年現在、1世帯につき自動車を1.064台保有していると言われています。
一般財団法人自動車検査登録情報協会 自家用乗用車の世帯当り普及台数 より

そう、1家に1台自動車を保有している≒自動車保険に加入しているということです。
もし自転車保険に賠償保障を求めているのであれば、自動車保険の特約でほぼカバーできるはずです。
(余談ですが、自動車の賠償責任特約は自動車の大規模な事故、さらには電車路線への投身自殺の超大型賠償にも備えたサービスになっていることが多く、最も手厚い賠償保障だとか・・・・)

もっと言えば自動車保険に加入している場合、自転車保険への加入は不要であるケースが多い、ということです。

そうなると今、巷に出回っている自転車保険はロードサービスが売りになるわけですが、それに対して今回の富士火災海上のサービス拡充です。

これは私からすると
自動車保険に入っている人が自転車保険にまで加入するなんてナンセンス
(だって自動車保険の特約で自転車保険の補償内容すべてを賄えるもん)
と言っているようにも聞こえます。

「自転車運搬サービス」をハッキリと謳っている自動車保険は、今のところ富士火災海上のみですが、今後、自動車保険の特約で自動車だけでなく自転車のロードサービスまでもが当たり前になってくると自転車保険の存在価値が問われることになってくるでしょう。

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自転車で最寄り駅まで通い、電車通勤している私が自転車保険を考えたのは子供が生まれた約2年前。

毎日乗っている自転車で万が一があった場合の家族の生活を気にしたこと、そして何よりも自転車同士、そして歩行者への事故を起こしてしまった際の賠償責任を持つべく加入を検討しました。

缶コーヒーを月々5本くらい我慢するくらいで安全、安心を手に入れることが出来るのであればと加入を決断。

その後、時代の流れに即して増えてきた自転車保険に興味を持ち、自分が今、加入を検討する立場であれば、、、、という視点でサイトを運営しております。


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